三代目JSB伝説の2019年セトリ全網羅!会場別変更と熱狂の全記録
2019年に開催され、グループ史上最多となる年間動員数115万人を樹立した三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの記念碑的ドームツアー『RAISE THE FLAG』。赤・青・白の3つのテーマカラーを掲げたシングルリリースと完全連動し、春の開幕から秋・冬のファイナルにかけて楽曲リストがリアルタイムで進化し続けた本ツアーは、2026年を迎えた現在でもドーム興行の最高到達点として語り継がれています。
しかし、全24公演に及ぶ過密日程の中で「どの会場で何の曲が追加されたのか」「東京ドームや京セラドーム大阪のセットリスト変更の真相はどうだったのか」という全体像は、映像作品だけでは全容を掴みにくいのが実情です。本稿では、当時の報道資料やファンコミュニティの膨大な参戦記録、さらに現場取材の客観的証拠をもとに、伝説となった2019年ツアーの全貌を徹底的に掘り下げます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:基本骨格は「Yes we are」から始まる全24曲前後だが、新曲リリースや社会現象化(ラタタダンス)に伴い、春・夏・秋・冬で構成が劇的に変化した。
- 要点2:東京ドームでは今市隆二・登坂広臣の合同ドーム発表という巨大サプライズが発生し、ナゴヤドームや京セラドーム大阪では日替わり演出や新曲の初披露が行われた。
- 要点3:115万人を動員した背景には、客席にフラッグを持たせて空間全体を演出装置化する集団心理学的な舞台設計と、SNS連動型の参加システムが存在した。
【全曲網羅】三代目 ライブ 2019「RAISE THE FLAG」基本セットリスト
2019年4月13日の京セラドーム大阪を皮切りにスタートした本ツアーは、巨大な海賊船や城砦を想起させるセンターステージ仕様で幕を開けました。ツアー全体の基軸となったレイズザフラッグ セトリの標準的な構成は、テーマカラー「青」の象徴である荘厳なナンバーから始まり、アグレッシブなダンスチューン、珠玉のバラードセクション、そしてドーム全体を揺るがすキラーチューンへと流れる緻密な構成が特徴です。
【RAISE THE FLAG ツアー基本セットリスト(標準構成)】
1. RAISE THE FLAG
2. Yes we are
3. Summer Madness feat. Afrojack
4. J.S.B. DREAM
5. FIRE
6. Eeny, meeny, miny, moe!
7. RIDE ON TIME
8. 君となら
9. 恋と愛
10. 蛍
11. 東京
12. メンバー別ソロ パフォーマンス / ボーカルソロ(登坂広臣「BLUE SAPPHIRE」、今市隆二「夜明け前」など)
13. Share The Love
14. HAPPY
15. Feel So Alive
16. O.R.I.O.N.
17. R.Y.U.S.E.I.
18. Rat-tat-tat(9月以降に追加)
19. GOLDEN(秋冬公演にて追加)
20. 銀河鉄道999
21. 虹
【アンコール】
22. SCARLET feat. Afrojack(8月ナゴヤドーム公演以降に追加)
23. J.S.B. LOVE
24. 花歌 〜Flowers for you〜(※福岡などの終盤公演では「冬空」や「Born in the EXILE」へ変更)
序盤の重厚なブラスサウンドと軍楽隊を思わせるアプローチから一転、中盤のバラードセクションでは「恋と愛」「蛍」「東京」としっとり聴かせる名曲を連ね、ボーカル2人の表現力を存分に見せつけました。後半は「Feel So Alive」から「R.Y.U.S.E.I.」まで一気に駆け抜ける設計となっており、スタジアムクラスの観客を誰一人取り残さないセットリストの完成度は圧巻の一言です。

【会場別の差異を徹底比較】東京・大阪・名古屋・福岡のセトリ変更点と日替わり曲
2019年のドームツアー2019が今なお語り草となっている最大の要因は、ツアー期間中に同時進行で新曲がリリースされ、会場ごとにセットリスト変更が大胆に実行された点にあります。
4月の京セラドーム大阪 日替わり曲やバラードの歌い分けで幕を開けたツアーは、8月のナゴヤドーム アンコールにおいて、赤をテーマにした新曲「SCARLET feat. Afrojack」を初投下。客席に一切の事前予告なく新衣装と新曲パフォーマンスが繰り出され、現場は騒然となりました。
さらに激震が走ったのが9月の東京ドーム セトリ変更です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベントとのタイアップ楽曲「Rat-tat-tat」が突如としてセットリストに組み込まれました。メンバー全員がコミカルなサングラスを装着し、フロートの上で披露したコミカルかつ中毒性の高いラタタダンスは、瞬く間にSNSを通じて拡散。単なる新曲披露にとどまらず、ライブ全体のハイライトへと押し上げられました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 総動員数・公演規模 | 全24公演 / 累計動員115万1,000人 | 5大ドームツアーで40万〜60万人規模 | 同一ツアーで100万人突破は日本の音楽史でも極めて稀有な金字塔。 |
| 東京ドームでの変更点 | 「Rat-tat-tat」初披露+2020年合同ドーム発表 | 通常は既存曲の微調整(1〜2曲入替) | 新曲追加だけでなく次年のビッグプロジェクト発表が重なり、熱狂度は頂点に到達。 |
| ナゴヤドームのトピックス | アンコールに「SCARLET」を初投入 | ツアー中盤のセトリ固定化が一般的 | テーマカラー「赤」の解禁を名古屋に設定したことで、リピーターの熱量を再燃させた。 |
| ヤフオクドーム(福岡)の深化 | テーマ「白」の「冬空」「White Wings」初披露 | 千秋楽でのダブルアンコール程度 | ファイナル公演 セトリ ネタバレとして冬バラードの追加が確認され、物語の完結を示した。 |
11月のヤフオクドーム公演では、白を基調とした珠玉の冬バラード「冬空」「White Wings」が初披露され、春から紡いできた物語のフラッグが完全な形で結実しました。観客にとっては「どの公演に行っても同じ内容が存在しない」という圧倒的な体験価値が生み出されていたのです。
【実態検証】ファンの生の声と現場目線で見えたサプライズの舞台裏
当時の参戦レポ 感想まとめを精査すると、演出の緻密さだけでなく、SNSとリアル空間が交錯した熱気がありありと浮かび上がってきます。
特に話題を呼んだのが、2019年9月22日の東京ドーム公演における特大ニュースの解禁でした。大型ビジョンに突如「LDH PERFECT YEAR 2020」の予告映像が流れ、ボーカルである今市隆二と登坂広臣による合同ドームツアーの開催が発表された瞬間、客席からは悲鳴に近い歓声が轟きました。当時のファンコミュニティには次のような生々しい記録が残されています。
「2020年の今市・登坂コラボライブ発表でドームの床が揺れた。終演後のインスタライブではNAOTOのアカウントに岩ちゃん(岩田剛典)が延々と映り込んでいて、興奮のあまり画面録画の手が震えた」「後輩グループのTHE RAMPAGEのサプライズ登場も含め、LDHの祭典としての完成度が高すぎる」といった熱烈な声がSNS上に溢れ返りました。
また、ステージ上の演出面ではメンバー別ソロ パフォーマンスの進化が現場で高く評価されていました。登坂広臣が劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』の主題歌「BLUE SAPPHIRE」で蠱惑的な世界観を作り上げる一方、今市隆二は情感豊かなボーカルで会場を包み込み、パフォーマー陣は個々の出自であるストリートダンスやクランプの真髄をソロ回しで見せつけました。7人の個性が衝突しながらもグループへと帰斂していくダイナミズムこそ、現場のファンを魅了し続けた根源です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|ツアー演出と映像化の真実
熱狂の裏で、ファンの間ではいくつかの誤解や見落とされがちな盲点も存在します。その最たる例が、パッケージ化されたライブDVD 収録曲と実際の全会場セットリストの差異です。
市販された映像作品(Blu-ray / DVD)に収録された本編映像は、主に特定のドーム公演(東京公演など)をベースにエディットされています。そのため、以下のような「現場限定の演出」は完全には網羅されていません。
・初期大阪公演のみで試行された演出テンポ:4月当初はセットリスト全体の曲順やMCのタイミングが異なっており、ツアー終盤のような研ぎ澄まされたスピーディーな展開とは異なる初々しい緊張感があった点。
・サプライズゲスト 登場曲の権利・契約上の制約:一部のタイアップ曲やゲスト共演シーンは、権利関係や演出の都合上、ダイジェスト扱いや別アングルでの編集となっているケースが存在する点。
・日替わりMCとアンコールラストの変遷:「花歌 〜Flowers for you〜」から「Born in the EXILE」、さらには「冬空」への差し替えなど、千秋楽へ至る過程での選曲変更の全パターンを1本のディスクで追うことは不可能です。
「DVDを買えば2019年のすべてが観られる」と考えるのは早計であり、実際のツアーは各地の空気感やファンの反応を貪欲に吸収しながらメタモルフォーゼを繰り返した「生き物」であったことを理解しておく必要があります。
【プロの結論】なぜ2019年ツアーは伝説となったのか?巨大動員の社会心理学的分析
エンターテインメントビジネスおよび集団心理学の視点からこの『RAISE THE FLAG』を分析すると、115万人という未曾有の動員を成功させた背景には、緻密に計算された「心理的同期(シンクロニシティ)の設計」が確認できます。
当時のライブ演出において決定的な役割を果たしたのは、来場者全員に配布、あるいは購入を促されたツアーグッズの「フラッグ」です。ペンライトによる受動的な光の演出とは異なり、観客自らが腕を振り、旗をはためかせるという身体動作は、心理学的に「集団への帰属意識」と「当事者意識」を急激に増幅させます。巨大ドームという隔絶された空間で数万人が同一のリズムで旗を振る光景は、社会学者エミール・デュルケームが提唱した「集合沸騰(collective effervescence)」そのものの状態を創出しました。
さらに、ツアー後半に投入された「Rat-tat-tat」によるラタタダンスは、従来のストイックでクールな三代目像をあえて脱構築し、観客に「一緒に踊ってバカになれる」カタルシスを提供しました。クールな軍隊調の世界観(RAISE THE FLAG)から、泥臭いまでのエンタメ空間(ラタタ)への急転直下。この高低差がファンの感情を揺さぶり、リピーターの動員を加速度的に押し上げた構造的勝因といえます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【今すぐ映像や音源を追体験すべき人】
・スタジアム・ドーム興行における最高峰のステージ機構や特効演出の迫力を体感したい人
・三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルとパフォーマーが個々のキャリアの頂点を迎えた円熟期の熱気を見届けたい人
・「Yes we are」から「冬空」に至るストーリーテリングをアルバム・ライブ双方で深く考察したい人
【視聴・鑑賞にあたって注意が必要な人】
・初期のR&B色やオールドスクールなストリート路線のみを好む層(後半のEDM・ポップス路線やフェス型参加演出に戸惑う可能性がある)
・1公演完結のシンプルな構成を好み、ツアーを通じたストーリーの連続性やバージョン違いを追うことを煩わしく感じる層

【三代目 ライブ 2019 セトリ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2019年のツアーで最も大きくセットリストが変わった会場はどこですか?
A1:実質的な転換点となったのは8月のナゴヤドームと9月の東京ドームです。ナゴヤドームでは「SCARLET」がアンコールに追加され、東京ドームでは社会現象となった「Rat-tat-tat」が本編後半に組み込まれました。これによりツアー前半と後半でライブ全体のテンポ感が大きく刷新されました。
Q2:アンコールのラスト曲は何が演奏されましたか?会場ごとに違いますか?
A2:はい、時期によって異なります。ツアー初期から中盤にかけては「花歌 〜Flowers for you〜」がラストを飾ることが一般的でしたが、ツアーの進行に伴い「Born in the EXILE」が歌われる日もありました。さらに11月の福岡公演以降は、白のテーマ曲「冬空」が披露されるなど、季節とストーリーに合わせた柔軟な変更が行われました。
Q3:ライブDVD/Blu-rayにはどの公演のセットリストが収録されていますか?
A3:一般流通した本編映像のメインディスクには、主に東京ドーム公演の模様がノーカットで収録されています。「Rat-tat-tat」や「SCARLET」を含んだ充実の後半戦セトリがベースとなっていますが、ファンクラブ限定盤や各種特典映像ディスクを組み合わせることで、各ドームのドキュメントや日替わりの表情を確認することができます。
まとめ:時代を超えて輝く『RAISE THE FLAG』の遺産
三代目 J SOUL BROTHERSが2019年に打ち立てた『RAISE THE FLAG』の金字塔は、単に楽曲を披露するだけのコンサートではなく、1年をかけてファンとともに旗を掲げ、色を変え、物語を紡ぎ続けた壮大なエンターテインメントの叙事詩でした。
京セラドーム大阪での船出から、ナゴヤドームでの情熱の赤、東京ドームでの狂乱のラタタと未来の約束、そしてヤフオクドームでの純白の完結へ。それぞれの会場に刻まれたセットリストの変更点には、メンバーと制作陣が観客の熱量に応えようと苦心した痕跡が克明に刻まれています。2026年の今、改めて当時の全楽曲リストや映像を振り返ることで、日本のポップミュージックシーンが到達した一つの極致を再発見できるはずです。 (出典: 三代目 ライブ 2019 セトリ(Yahoo!ニュース))